【建築企画では、なぜ地盤改良が発生するのでしょうか。】
稀に地盤改良について驚かれるお客様がいらっしゃいますので、この点について少しお話をさせて頂きます。
まず地盤改良無しの案件は、木造の場合で構造計算を必要としない(2F建て以下の建築物の場合等)ケースが主な代表になります。
その他にもハウスメーカー等が販売する建売の戸建てや共同住宅の場合、既に建物価格に地盤改良費が含まれた一体の販売価格になっているので、2F建築物や建売販売に慣れている方には、弊社の建築企画の見積で「地盤改良費」の項目を見ると驚く方もいらっしゃいます。
以前「コラム」や「Q&A」でもお話した内容となり重複致しますが、地盤改良のお話を再度させて頂ければと思います。
まず地盤改良は、都心で構造計算を行うような建築物には原則、発生するとお考え下さい。
「地盤改良費」は概ね4点から費用が決まります。
- ①建物重量
- ②建物階数(偏芯計算)
- ③所在地の地盤軟弱度
- ④道路幅員等による改良設備機器の搬入難易度
私どもの新築企画の場合、8戸~12戸の間取構成が主体になりますので、RCとしては規模が小さく重量が軽くなります。
従って、、、
①と②においては比較的軽度なのですが、
③と④に関しては、立地に起因しますので、
この点で改良費用の金額が変わってくるとお考え下さい。
また地盤改良費で当初提示させて頂いている金額については、地盤改良業者保有のデータに基づく計算で概ねの算出ができるので、23区内においては提示させて頂いている改良費用を上回る事はまずありません。
最後に不動産投資用の土地を探す場合、特に23区内では地盤改良費は避けて通れないものになりますので、仮にご自身や他社で新築RC造の1棟マンションやアパートを建築する際には、ご自身の場合は自己責任になりますし、業者の場合は十分にアドバイスをして頂ける業者なのか等ご勘案頂く事をお勧め致します。
以上となりますが、詳細についてのご質問等が御座いましたらお気軽に「ご相談」下さい。