5階建てと6階建て、収益性効率が良いのは?
いきなりですが、敷地に対して5階建てと6階建てだと
どちらの方が、収益効率が良いと思いますか?
今回は、階数による収益性の大きな違いについてお話させて頂きます。
『 5階建てより6階建ての方が、住戸数が増えるし、容積の消化をしているから
収益効率が良いのは当然でしょう、、、 』
と思われる方がほとんどです。
この様に思うのは当然ですし、決して間違いではありません!!
しかし、東京都内で収益不動産を検討するのであれば、
断然 ” 5階建て“の方が収益効率が良いです。
その理由は、6階建て以上にすることで、
“ 収益を生まない建物面積が増える ”からです。
6階建て以上の場合、原則、2以上の直通階段の設置が必要になります。
しかし、次の3つの条件をすべて満たすことで、
2以上の直通階段の設置を緩和する方法があります。
- ① その階の居室の床面積の合計が200㎡以下
- ② 避難上有効なバルコニーの設置
- ③ 屋外避難階段の設置
また、6階建て以上はエレベーターの設置が必要になります。
どちらにしろ、避難経路の確保や、安全性を求められるため、
かなり広い土地が必要になりますよね。(>_<)
5階建ての場合、各階の床面積の合計が200㎡を超えない限り、
2以上の直通階段は必要ありません。
また、オーナー様の希望がない限り、エレベーターやバルコニーは、
設置しないケースがほとんどです。
都内では、狭小地や変形地、高低差があるなどの敷地条件の悪い土地が数多くあります。
限られた敷地に対して、収益性を求めるのであれば、5階建てが最適であると言えます。
5階建てと6階建て、たった1層の違いが収益性を大きく左右していまいます。
ただ、すべての敷地に対して、5階建て以下の方が
収益効率が良いというわけではありません。
5階建て以下に抑えた方が良いのか、6階建て以上に計画して、
容積を目一杯消化した方が良いのかは、設計士のプランニング次第になります。
収益最大効率のプランニングに関しては、収益不動産の設計に特化している、
建築士や設計士に相談してみてはいかがでしょうか。
また、当社ではプランニングのみ(有料)での依頼も数多く頂戴しておりますので、
お気軽にご相談ください。(^_^)/